推理小説『殺人鬼』

また更新が遅れるとこだった…。(既に2週間以上経過)
というわけで慌てて更新。

最近友人から推理小説を貸してもらい、電車等の移動中に読むのが習慣になっています。
以前もそういった習慣があったが、何分乗り物酔いしやすい体質なので本を読むのにはなかなか体力が必要となります。そこに卒研等による疲れが絡み、じょじょに読む意欲がなくなっていったわけなのですが、最近になって再び読む事にしています。
悲しくもそれは、勉学をだらけている、ということを示唆しますが、それだけではなく、最近自身のプレゼンの駄目っぷりを改めて自覚したので、本を読むことで多少国語の勉強になれば…という淡い期待のためでもあります。(何か矛盾してる気が…)

というわけでその小説の話へ。

最近は綾辻行人さんの小説を貸してもらっています。館シリーズを大体読み終わり、次に借りたのがこの『殺人鬼』。


殺人鬼 (新潮文庫)

殺人鬼 (新潮文庫)

話は単純で、ある親陸団体(TCメンバーズ)が夏期合宿のために訪れた山で、正体不明の殺人鬼に次々殺されていく、という話です。
スプラッタ小説は『殺戮にいたる病』以来2冊目だったのだが、それとは比べ物にはならないくらい描写がきつく、眼を背けたくなるような惨殺シーンがこれでもかと用意されています。こういった小説が苦手な人にはかなりきついかと思います。大丈夫だと思ってた僕でも惨殺シーンでかなり滅入ってしまい、落ち着いて推理に集中できなかった…。そのためか非常に分かりやすいトリックのヒントにも気付かず(それが狙いかな?)、最後のほうになってようやく「あ〜なるほど」と納得。

トリックはやられた感があり面白いのだが、多少強引かなと思います。けどジェイソンみたいなキャラが出て来たり、雷が直撃したりするこの小説の雰囲気と勢いでOKということで!